6月施行初年度の経営的影響を探る③

2024.07.05

昨日、クスリのアオキホールディングスが23年度決算となる2024年5月期の決算短信を公表した。

2024年5月期における調剤売上は461億68百万円で、同社売上構成比の10.6%、前年同期比107.7%という結果であった。

ちなみに2年前の決算短信(2022年5月期)では、調剤売上355億31百万円、売上構成比10.8%、前年同期比116.7%であった。

前回のブログで挙げた私の仮定が正しければ、同社の調剤売上は調剤報酬改定の影響を全く受けずに、良い決算内容となっているはずだが、売上高のみの比較では何も読み取れないようだ。

売上の伸びは店舗数に依存するところが大きいため、やはり利益率などの指標が必要ということだろう。

セグメントごとの状況がない決算書から、調剤報酬改定の影響を探るのは厳しそうだ。

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