6月施行初年度の経営的影響を探る②

2024.06.26

昨日、スギホールディングスより2025年2月第1四半期決算短信が公表された。

私の記憶違いでなければ、2024年度決算として同社の発表が初めてになるだろう。

他にも2月決算の法人はあるが、今のところ発表はまだない。

2024年度診療報酬改定では、その試行時期が4月から6月へと後ろ倒しされた。

この変化は各種加算等の施設基準届出に若干の猶予が生まれたという他に、決算への影響が多大にあると考えている。

その1つの実例となるのがスギホールディングスの決算短信であるが、同社は単一セグメントであるとして、調剤売上の詳細を開示していない。

しかしながら、日本経済新聞社が取材に基づいて書いた記事によれば、調剤部門は前年同期比で二桁伸びているとのこと。

では、前回改定直後の同社の第1四半期決算がどうだったのか振り返ってみると、当時の記事中に具体的な数値はないものの4月に大幅に引き下げられた調剤報酬による影響を受けたと書かれていた。

明らかに状況が異なっていると言っていいだろう。

今後、2月、3月、4月、5月を決算月とする企業の第1四半期決算短信が発表されていくことになる。

決算月の違いによってどのように影響があるのか、その都度確認していくことにする。

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