10月からの注目ポイント
2022/09/20
10月からの注目ポイントをまとめておきたい。
まずは医療制度の見直しだ。
一定所得以上の後期高齢者では、75歳以上原則1割の窓口負担が2割となる。しかし、これにはしばらくの間、激変緩和措置が設けられている上、対象者は一部に限られるため、医療機関や薬局への影響は軽微と考えられる。
また、紹介状ないに大学病院や一部の病院を受診(初診)した場合に徴収される費用が引き上げになる。追加負担は2千円増の7千円以上となる。
費用面についてはもう一つある。それはマイナンバーカード加算の取り扱いだ。
本年4月から新たに始まった制度に対する批判が高まり、わずか6ヶ月で見直しすることとなった(参考:当ブログ記事)。
次に注目したいのが、電子処方箋の動向だ。
こちらの本格スタートは来年1月予定となっているが、この10月からは全国4つの地域で最後の?実証実験が始まる(参考:当ブログ記事)。この実証実験を通して、実運用上の課題を探るようだ。
なお、電子処方箋の本格スタートに向けては、何度か説明会も実施される(参考:当ブログ記事)。
Amazon薬局参入の話題もあり、一気に注目度が高まった電子処方箋。HPKIカード取得費用への補助金も検討されている。
10月からの医療制度改正に合わせて、動向確認を怠らないようにしたい。