大たん予想?!2022年度調剤報酬改定のポイント①
2021/05/17
4月の中医協総会で示されたスケジュールによれば、2022年度診療報酬改定に向けての議論は7月から開始となる予定だ。
新型コロナの感染再拡大を見越していたかのような日程に感心するも、財務省はなんのその、骨太の方針へ向けた審議を粛々と進めている。
なおかつ、厚労省が示したスケジュールがタイトであることから、次期改定の論点が示される時点では、かなり具体的な方向性が示され、既定路線で審議が進むのではという警戒心もあるだろう。
当ブログのタイトルでは「大たん予想?!」と大胆な枕詞を使ってしまったが、なんちゃってコンサルの私にはそんな大それたことができるはずもない。まずは堅実路線から、2022年度改定の検討ポイントを確認していこうと思う。
第一弾として取り上げるのは、2020年度診療報酬改定で示された「答申書付帯意見」だ。この意見書には、改定に向けた議論で道半ばに終わってしまった論点がまとめられている。つまり、次回の改定へ向けては、この論点のオサライから始まるということだ。