基本方針に刻まれる

2025.12.11

12月9日の社保審で示された「令和8年度診療報酬改定の基本方針」(案)にしっかりと刻まれている。


(4)効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上

(基本的視点)

○ 高齢化や技術進歩、高額な医薬品の開発等により医療費が増大していくことが見込まれる中、国民皆保険を維持するため、医療資源を効率的・重点的に配分するという観点も含め、制度の安定性・持続可能性を高める不断の取組が必要である。

○ 医療関係者が協働して、医療サービスの維持・向上を図るとともに、効率化・適正化を図ることが求められる


(具体的方向性の例)

○ 後発医薬品・バイオ後続品の使用促進

OTC 類似薬を含む薬剤自己負担の在り方の見直し

○ 費用対効果評価制度の活用

○ 市場実勢価格を踏まえた適正な評価

・ 医薬品、医療機器、検査等に関する、市場実勢価格を踏まえた適正な評価/効率的かつ有効・安全な利用体制の確保

○ 電子処方箋の活用や医師・病院薬剤師と薬局薬剤師の協働の取組による医薬品の適正使用等の推進

・ 重複投薬、ポリファーマシー、残薬、適正使用のための長期処方の在り方への対応

・ 医師及び薬剤師の適切な連携による医薬品の効率的かつ安全で有効な使用の促進

・ 医学的妥当性や経済性の視点も踏まえた処方の推進

・ 電子処方箋システムによる重複投薬等チェックの利活用の推進(再掲)

○ 外来医療の機能分化と連携(再掲)

○ 医療 DX や ICT 連携を活用する医療機関・薬局の体制の評価(再掲)

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