OTC類似薬 自己負担の新制度予測②

2025.11.21

参照価格がないという前提では、どのような制度設計が考え得るだろう。

最もシンプルにたどり着くアイデアは全額自己負担。

つまりは、保険適用除外とする方法である。

もう一つのアイデアは保険適用にはするものの、自己負担割合を1〜3割から引き上げる仕組みだ。

いずれの場合においても論点となるのが、長期収載品から後発医薬品まで異なる薬価つまり薬剤費についてどのように考えるか。

処方される薬剤によって自己負担額が変わるとなれば、安い薬価に需要は集中する。

後発医薬品であっても中には長期収載品よりも高い薬価設定となっていたり、ほとんど価格差がないものもあり、長期収載品の需要が増えることも想定される。

新薬メーカービジネスの長期収載品依存構造を変えようと動いてる中で、ただでさえ矛盾だらけの制度設計をこれ以上悪化させることはあり得ない。






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