2つの視点④ レイバイ✖バイバイ
2025.11.12
11月10日のブログで、連立政権合意書と経済財政諮問会議に共通する政策をまとめた。
そして、昨日は10月24日にあった高市首相の所信表明演説を再確認した。
3つに共通する筆頭が「OTC類似薬を含む薬剤自己負担の見直し」だ。
この政策はOTC医薬品の推進策ではなく、医療費/薬剤費低減策と製薬企業の長期収載品依存からの脱却が目的になっていると考えている。
であるならば、長期収載品から薬価の安い後発品への置き換え促進が、そもそも保険適用から除外して全額自己負担にすればいいという話にもなる。
薬剤費の負担感が、OTC>長期収載品>後発品であるという前提では、結果的に令売(レイバイ)こそが最大の医療費削減効果ということにならないだろうか。
しかし、レイバイはバイバイ(さよなら)してしまった制度。
残念ながら、厚生労働省としては元には戻れない。