令和8年度診療報酬改定論点 ~薬剤費自己負担⑥~
2025.10.23
使用抑制と言うべきか、もしかしたら医療費抑制の材料という表現が適切かもしれない。
OTC類似薬(一般)は給付の仕組み次第ではあるが、患者自己負担分が引き上げられることで、何らかの抑制が掛かる可能性がある。
しかし、その成分自体を服用する必要があれば、割高なOTCではなくOTC類似薬を選択することになるだろう。
その際、長期収載品ではなく、後発医薬品を選択するケースがほとんどになると想定されるという意味では、OTC類似薬の後発医薬品については使用促進されることになる。
仮に、OTC類似薬よりもOTCを選択したほうが負担軽減になるとすれば、昨日のブログで中立に分類したOTCの使用促進策となる。
このように長期収載品についてはいかなる場合においても使用は抑制される方向だ。
先行バイオ医薬品については費用対効果という観点で処方方針が変わる可能性が出てきた。
やはり大原則は医療費削減ということ。
使用抑制
- OTC類似薬、OTC類似薬一般
- 保険適用の見直し
- 保険給付のあり方を見直す
- 長期収載品
- 長期収載品への依存から脱却
- 保険給付の在り方をどのように考えるか
- 先行バイオ医薬品
- 保険給付の在り方をどのように考えるか
- 低分子医薬品とバイオ医薬品の差異
- 先行バイオ医薬品とバイオ後続品の差異
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| 第200回社会保障審議会医療保険部会 資料1より |
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| 第200回社会保障審議会医療保険部会 資料1より |

