MRのための財務諸表講座 〜「売れる」とは②~

2025.09.25

それにもかかわらず、MRはセールスパーソンではなく医薬情報担当者と呼ばれ、「売れる」ための活動をするというよりは、自社製品が医療現場で適正使用されるよう、医療従事者に対いして情報提供するという職業的な責務があるため、会社にとっての「売れる」を身近に感じ難いというジレンマがある。

そのため、どのような費用が自社製品に投入され、それが売れないと会社はどうなるのか、を真剣に考えながらMR活動に当たることは職業柄難しく、営業部門に配属されたマネージャー職の能力に依存するか、会社として教育するかのいずれかしかないというのが現状だろう。

では、MRが会社のことを考えて「売れる」ように仕事をするにはどうしたらいいのだろうか。

その一つが、「売れる」ということが自社の財務諸表にどのような影響を及ぼすのかを理解することであり、私自身もそれを考えることで、より一層「売れる」ことに対する責任を痛感している。

さて、前振りが大変長くなったが、いよいよ明日より本題へと入っていくこととする。



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