長期収載品の選定療養の変数
2024.09.17
10月が近づくにつれて、長期収載品の選定療養に関する記事が増加してきたような気がしている。
業界紙のみならず、一般紙や週刊誌によって取り上げれる頻度が増しているのだろう。
特に一般紙では自己負担が増える点に言及するものが多く、患者心理を揺さぶる内容になっている。
現時点では追加負担が発生しないということで、ジェネリック医薬品への切り替えについては決断を先送りする患者層がほとんどだと思われるが、10月以降はどのように判断するのだろうか。
長期収載品の選定療養については、いくつかの変数次第で医薬品の供給混乱を悪化させる可能性があると考えている。
特に、小児の医療費助成と後発医薬品調剤体制加算は制度に与える影響が極めて大きいだろう。