どうなる日本の製薬業

2024.08.05

立て続けに発表された田辺三菱製薬と住友ファーマの早期退職募集につづき、協和キリン、武田薬品工業も人員整理の予定を示した。

各社に特徴的なのは、営業部隊メインの早期退職募集ではなく、生産や開発にまで対象が及ぶところだ。

これは製薬企業各社がMRの人員整理をやり尽くし、次なる経営資源の集中策に打って出る段階に入ったことを意味するだろう。

一方でジェネリック業界では生産、品質管理の人手不足が叫ばれており、受け皿はあるような気がしている。

国内製薬業全体の最適化が必要な時代になりつつある。

民間企業でコストの最適化が進められるのであれば、医療においても同様な転換が求められるだろう。

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