商社の戦略 ~在宅医療 その3~

2024.07.21

2019年に調剤オペレーション自動化の実証実験を開始し、2023年には地域ドミナント展開のかりつけ薬局チェーンである薬樹をM&Aした住友商事による次の一手は、やはり在宅関連事業の深掘りであった。

薬樹をM&Aしたおよそ3ヶ月後、同社は「訪問看護ステーションと調剤薬局の連携による在宅医療の拡充について~地域包括ケアシステムのモデルケース構築を目指す~」というリリースを発表した。

デジタルの側面から訪問看護ステーションの⽀援を⾏う株式会社eWeLLとトモズが連携することで、eWeLLに寄せられた訪問看護ステーションサイドの課題をICTでトモズの在宅拠点とマッチングし、居宅療養を受ける患者を支援するというものだろう。

23年度中には実証実験を終えて、24年度から本格展開を目指しているとのことだが、PoCの検証結果はどうだったのだろうか。


参考

訪問看護ステーションと調剤薬局の連携による在宅医療の拡充について~地域包括ケアシステムのモデルケース構築を目指す~(住友商事、2023年6月29日)



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