商社の戦略 ~在宅医療 その2~

2024.07.19

2019年2月にトモズ松戸新田店にて、調剤オペレーション自動化の実証実験を開始したというリリース以降、更なるリープが無いままに時間は過ぎた。

調剤薬局業界では2022年度改定によって大手チェーンが大打撃を受け、M&A件数が極めて少ない時間が続いていた。

翌日から新年度が始まると、誰もがそれに向けて準備しようとしていた矢先、まさかのニュースが飛び込んできたのだ。

調剤薬局を展開する薬樹株式会社の全株式取得について(住友商事、2023年3月31日)

地域ドミナントで独自路線を貫いていた調剤企業を同社がM&Aしたという発表に、時代の潮目が大きく変わったという感覚に陥った関係者は多かったのではないだろうか。

しかし、調剤オペレーションを自動化し、在宅医療にも力を入れていた同社がこのM&Aを選択したのには合理性があり、その後の展開に向けた大きな布石になったものと考えている。


参考


人気の投稿