長期収載品の選定療養対象品の特徴(2022年度NDBより)
2024.06.17
つい先日公開された2022年度のNDBオープンデータを用いて、選定療養対商となった長期収載品の特徴について確認してみる。
選定療養の対象品が公表されて以降、各種メディアで頻繁に取り上げられるのが、ヒルドイド類とモーラス類だ。
ヒルドイド類については、計算式に入る類似の外用薬を取り上げ対比の材料にしてみた。
モーラス類については、後発医薬品の置き換えが進みでいるロキソニンテープと比較してみた。
こちらは10月からの選定療養対象外であるが、後発医薬品への切り替えが進んでいる。
販売メーカーの力もあるが、後発医薬品置換率の計算式に入るかどうか、除外品になっているかどうかで切り替えは大きく左右される。
新たに選定療養という変数が加わることで、切替率はどのように変わってくるだろう。
ヒルドイド類
・選定療養対象品
・後発医薬品置換率計算の分母に入らない
・ジェネリックは置換率計算に入る
ウレパールクリーム
ケラチナミンクリーム
・選定療養対象品
・後発医薬品置換率計算の分母に入る
・ジェネリックは置換率計算に入る
モーラス類
・選定療養対象品
・後発医薬品置換率計算の分母に入る
・ジェネリックは置換率計算に入る
ロキソニンテープ
・選定療養対象外
・後発医薬品置換率計算の分母に入る
・ジェネリックは置換率計算に入る