カットオフ値激変の要因分析 ~選定療養スタート前の需要増~

2024.05.23

後発品区分の変更により、置換率、カットオフ値が低下している問題で、かろうじて後発品に留まった銘柄に注文が殺到している。

例えば、とある先発品とそのジェネリックについて23年度と24年度の変更点を確認してみたところ、ジェネリックBだけが後発品から★に変更なっており、置換率、カットオフ値の計算から外れてしまうのだ。

ジェネリックBの使用数量が多い薬局ではいっきに置換率、カットオフ値が低下するという事象が起きており、急いでジェネリックC、ジェネリックDへの変更が必要になっているのだ。

このように、薬価改定ルールの気まぐれによって、既にジェネリックの購買行動にへ変化が起きており、選定療養スタート前から供給問題に拍車がかかりそうな予感がしている。





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