財務諸表と睨めっこ
2024.05.29
3月決算までの法人ではすべての決算説明資料が出そろった。
来月以降は5月決算の法人から順次決算発表が行われていくだろうが、それらの資料を見るたびにつくづく疑問に感じることがある。
それは、なぜこれほどまでに調剤売上の評価指標が法人によって異なるのかということ。
処方箋受付ごとに算定できる調剤基本料、地域支援体制加算、後発医薬品使用体制加算の届出率を頑なに示す法人もあれば、全く取り上げないところもある。
また、処方箋単価の推移をまとめている法人もあるが、その逆も然りであり、法人ごとの比較を容易でなくしている。
1万円を超える処方箋の多くが経済合理性の高いところへと移っているという話を聞くが、法人ごとにまばらな公表状況ではその検証もまた困難だ。
公の財務諸表からの法人間比較をいろいろと試行錯誤してみようと思う今日この頃だ。
業界再編のうねりを見つけることができるかもしれない。