調剤の外部委託と・・・
2024.05.13
5月9日、「国家戦略特別区域調剤業務一部委託事業の実施要領」が発出された。
思い起こせば、調剤の外部委託は2021年4月20日の規制改革推進会議医療・介護WGにて、狭間研至氏が提唱したことにより議論がセンセーショナルにスタートした。
それから3年余り。
実証実験の実現に向けてようやく環境が整ったということだ。
実施要領発出の直前にじほう社が行った狭間氏のインタビューでは、「「特区」外部委託、今夏にも実施へ」とあり、数ヶ月以内には何らかの一部委託事業が具現化するものと思われる。
業界注目の実証実験ではあるが、もう一つ忘れてはならないテーマがある。
それは、2021年4月20日に狭間氏が「調剤の外部委託」とセットで提案した「40枚規制の見直し」だ。
一部外部委託の効率性を高めるためには、詰まるところ議論は40枚規制の見直しに行き着くはずなのだ。