日経新聞とヒルドイド

2024.05.09

昨日の日本経済新聞朝刊に、「ヒルドイド自己負担引き上げ 不適切処方が招く患者不安」というタイトルの記事が載った。

業界関係者であれば、10月からスタートする長期収載品の選定療養に関する内容であろうと容易に推測できるが、不適切処方の下りがいまいちピンとこない。

選定療養の導入は長期収載品からジェネリックへの切替促進を狙ったものであり、不適切処方の適正あで目論んだ制度設計だったのだろうか。

不適切処方の拡大が医療費の伸びに一役買っていることは間違いないが、記事中のアトピー患者の医療的必要性と不適切処方ニーズを混同したような書きぶりはいかがなものだろう。

しかも、ヒルドイドに係る選定療養の記事は今回は初めてではない。

公的医療保険に依存するゾンビ企業を選別し、日本で真の新薬開発メーカーが育つ土壌を整えようとしているのかもしれない。

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