【調剤】調剤基本料区分の構成比推移(22年3月~24年4月)
2024.05.08
2022年度調剤報酬改定が薬局の業界再編にどのような影響を与えたのか、厚生局データを用いて調べてみる。
下図は、前回改定直前の2022年3月、改定後初めて施設基準受理状況が公開された2022年6月と、1年後となる2023年6月と直近の状況を反映した2024年4月の推移を棒グラフにしたものだ。
2022年度改定では基本料3ハが新設されたことで、基本料1から3ハへと変更となった薬局の影響により15ポイントほど基本料1の構成比が減少した。
しかし、それ以降の推移を見ると、ほとんど変化がないことが分かる。
2022年度改定は大手チェーンには衝撃的な内容となったが、薬局業界再編にまで影響するものではなかったということだ。
それでは、2024年度改定による影響はどうなるのか。
おおよそ半年後には集計してお示ししたいと思う。