【調剤】調剤基本料の現在地(2024.03)
2024.04.08
2022年度改定では調剤基本料区分、施設基準の変更によって、300店舗以上の法人のほぼ全店舗が3ロハで括られることとなった。
3月に更新された厚生局の施設基準届出名簿を集計すると、調剤基本料区分の構成比は下図の通りとなる。
大手の構成比が30%弱である状況は、他業界から見るときっと奇妙に映るに違いない。
先日、とあるウェビナー視聴していると、厚生労働省の安川薬剤管理官が調剤報酬改定に当たっては「勝ち組を作らない」とコメントされていた。
丁度このグラフを作成した直後のことだったため、なるほどそういうことかと妙な納得感があった。
ここ最近のM&A関連の話題を振り返ると、大手同士による再編が目立つ。
調剤基本料ベースで考えれば、それらの動きは下図の構成比に何ら影響を与えない。
今後この現状がどのように変化していくのか。
継続的に観察を続けて行きたい。