後発品ロードマップと目標値

2024.03.15

昨日開催された「社会保障審議会医療保険部会」では、後発医薬品に係る新目標が検討された。

現行の数量目標は維持しつつも、更なる薬剤費低減のために金額ベースの置換率を副次目標とすることが決定した。

その中には、バイオシミラーの金額目標も盛り込まれており、政府の骨太方針を反映した内容になっている。

令和6年度(2024年度)診療報酬改定では、バイオシミラーの使用促進加算、一般名処方加算の増点、長期収載品の選定療養など、2029年度目標に向けた施策が既に打たれた。

一方では、目標値は数量値に留まり、金額ベースが盛り込まれるは2026年度改定に持ち越しとなった。


後発品医薬品に係る新目標(2029年度)
  • (数量ベース)全都道府県で80%以上
  • (数量ベース)バイオシミラーが80%以上を占める成分数が全体の60%以上
  • (金額ベース)全国平均で65%以上


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