「患者のための薬局ビジョン」と「薬局薬剤師WGとりまとめ」と調剤報酬改定

2024.02.15

2016年度からの調剤報酬は、「患者のための薬局ビジョン」の影響を大きく受けてきた。

代表的な改定としては、かかりつけ薬剤師指導料の新設に始まり、同一薬局の利用を促進することで、残薬、重複・多剤投与への対策が推進された。

そして、基準調剤加算の廃止とともに、地域支援体制加算によって対人業務、在宅業務等の薬局機ボトムアップが図られてきた。

2022年度改定では、調剤報酬体系が大幅に再編され、対物業務から対人業務への転換が仕組みとして構造的に作り上げられた。

翌年には、患者のための薬局ビジョンに対する現状の反省を込めて、薬局薬剤師WGが立ち上がり、7月11日にとりまとめが公表された。

2024年度改定がこのとりまとめの影響を受けたのは言うまでもない。

個別改定項目の内容を見てもそれは明らかであり、実直な対応のみが求められることになるだろう。




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