本当に薬局業界大再編の年

2024.02.29

いったい何が起きているのだろうか。

こうも立て続けに大手DgSチェーンによる同業他社再編のニュースが続くことは過去に例がない。

昨夕、イオンによるプレスリリースのタイトルは「株式会社ツルハホールディングス、イオン株式会社及びウエルシアホールディングス株式会社との資本業務提携、並びに株式会社ツルハホールディングスにおける主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」と異様に長いもので、一見して何のことかは分からないが、とにかくすごいことが起きようとしているという印象を抱かせた。

数日前に日本経済新聞が報じた記事は飛ばしかと思われたが、昨日の3社同時リリースによって紛れもない事実であったことを知らしめた。

リリース後に日本経済新聞がアップした「ツルハ・ウエルシア経営統合へ イオン主導、27年めど」というタイトルの記事では、今後の株式交換による子会社化のスキームが分かりやすくまとめられている。

日経電子版の会員であることの価値を感じるといっても過言ではないだろう。

翌日の朝刊を待っていられるほど、時代の流れは遅くないのだ。

最初の記事が出た数日後、同業他社のマツキヨココカラ&カンパニーは、PB新ブランドの説明会を開催しており、日本経済新聞は松本貴志代表取締役専務のコメントを記事化していた。

マツキヨココ松本専務「寡占化避けられない」 再編巡り」 (日本経済新聞、2024年2月26日)

寡占化を先導する一角に入るために、今後はどれほどの規模が必要になってくるのだろうか。

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