個別改定項目(その1)より ~(調剤)後発医薬品関連~
2024.02.06
1月26日に公表された個別改定項目(その1)より、個人的に興味関心の高いテーマから取り上げていくこととする。
今回は「(調剤)後発医薬品関連」と、院外処方により調剤に影響する内容を取り上げる。
2024年度改定では、後発医薬品調剤体制加算の施設基準、点数の変更はないようだ。
施設基準はともかくとして、点数の傾斜配点ぐらいはあるだろうと考えていたが、短冊を見る限りその予定はなさそうだ。
しかし、地域支援体制加算については、数量比率の足切りが変更される点に要注意だ。
また、別の推進策として新たに導入されるのが長期収載品の選定療養だ。
施行は10月からであるものの、早期に対応策を検討すべきだろうと考える。
その他、後発医薬品関連の改定ポイントを下にまとめている。
気になる項目については、短冊を参照されたし。
- 調剤
- 特定薬剤管理指導加算3【服薬管理指導料】
- 調剤を行う医薬品を選択するために必要な説明及び指導を行った場合への評価(RMP該当医薬品、選定療養、供給問題による銘柄変更)
- 地域支援体制加算【調剤基本料】
- 医薬品等の供給拠点としての体制
- 後発医薬品の使用数量比率
- 後発医薬品調剤体制加算【調剤基本料】
- 特別調剤基本料A・Bの算定条件
- 薬剤費
- 長期収載品の選定療養の導入
- 長期収載品と後発医薬品の差額の一部を自己負担に
- 医科
- 一般名処方加算【処方箋料】
- 説明、院内掲示等の施設基準追加