個別改定項目より ~簡素化よりも細分化~
2024.02.03
1月26日に公表された個別改定項目(その1)より、個人的に興味関心の高いテーマから取り上げていくこととする。
調剤報酬は簡素化の方向性になるという話があったような記憶があるが、勘違いだったろうか。
個人的には、薬剤師の業務・役割ごとに細分化するだろという考えを持っていたが、どうやらその通りに進みそうだ。
そのおかげで、今回の調剤報酬改定では改定箇所が非常に多く、ボリューム感のある内容になっている。
日本薬剤師会がまとめている調剤報酬点数表(令和5年4月1日施行)に改定箇所を書き込んでみたところ、下図のようになった。
詳細については網羅できていないが、オレンジのハイライト、赤字部分が改定になる項目、要件、点数だ。
確かにこれほどの改定となれば、施行が6月に後ろ倒しされないことには負担が大きすぎる。
ベンダーの苦労もあるだろうが、施行に向けて猶予はなさそうだ。