選定療養と仕入れ税額控除
2024.01.02
年末年始の一般紙では、行く年の振り返り、来る年の展望についての記事が満載だ。
1年間の総ざらいを行い、新年に向けた準備を整えるために、紙面に目を通しながら三が日を過ごしている。
そんな中、日本経済新聞に「消費税を巡る医療費のゆがみ 仕入れ税額控除のからくり」というタイトルの記事があった。
きっと医科の仕入税額控除の問題だろうと思い込み、読み飛ばしていたが、時間を持て余したときに読んでみたところ、なかなか興味深い内容になっていた。
特に、「薬局・ドラッグストアの仕入れ税額控除は〝二重補塡〟」については、ドラッグストアチェーンの裏技的利益創出源として注目されてきた。
消費税と言うキーワードでは、次回の診療報酬改定で、調剤においても選定療養という形で税込み会計の仕組みが入ってくる。
課税売上の多いドラッグストアから、少ない調剤個店まで仕組みが整備されることで、何らかのメスが入るのではないか?と考えることもできるのではないだろうか。