都道府県別調剤医療費の推移(2023年8月)
2024.01.12
調剤医療費の推移を様々な切り口で分析してみる。
昨年末に公開された2023年8月までのデータを用いて、2010年4月からの変動率を都道府県別にグラフ化してみた。
全国計では右肩上がりの調剤医療費だが、都道府県別に見ると状況は異なっていた。
細か過ぎて分かりづらいが、全国平均は真ん中にあり、上半分は平均以上、残りは下回っているといった見方になる。
全国平均を大きく上回るところもあれば、ピークを通り越し減少トレンドに突入したところもある。
ちなみに、全国平均を大きく上回るのは東京ではない。
減少トレンドに入ったのはどこだろうか。
これを作成していた気付いたのは、調剤医療費の推移には人口や受療行動以外にも、院外処方せん発行率という要素も絡んでくることだ。
つまり、下図を見て一喜一憂することはできないのだ。