怪定率
2023/12/19
先週、15日夜から翌日の朝にかけて、業界紙だけでなく一般紙でも、各社が令和6年度診療報酬改定の「改定率」の数字を報じた。
元となる数値が不明なまま、改定率のみが紙面を飾るのは毎度のことだ。
そして、関係者は色々なデータを引っ張り出しては、いったい影響額がいくらになるのか、答えのない試算に明け暮れるのだ。
それほどまでに注目を集める改定率なのだが、新診療報酬点数表と、新たな算定要件や施設基準、疑義解釈の対応に追われているうちに、改定率の話題はまるで存在すらしなかったかのごとく扱われるようになる。
今シーズンも、今週から来週にかけて、この恒例の慣習が繰り返される。