一歩前進、調剤業務の一部外部委託

2023/10/17

10月12日、国家戦略特区ワーキンググループにおいて、大阪府・大阪市による「薬剤師の地域における対人業務の強化(薬局における調剤業務の一部外部委託)」の提案に関するヒアリングが実施された。

国家戦略特区ワーキンググループは、「産業競争力会議において、これまでとは次元の違う国家戦略特区の創設の検討が提案されたことを受けて、国家戦略特区の具体的な制度設計等の検討を行うため」に設置されたものであり、今回のヒアリングによって調剤業務の一部外部委託が実証実験に向けて1つ歩みを進めたことになる。

9月6日大阪市・府プレスリリース資料

これに対して厚生労働省は、下図の方針を示した。

この回答については、厚生労働省の太田薬事企画官が様々な講演やセミナーで実証実験実施の意向を示していたことから、至極当然の流れで動いていると言える。

これによって当面の関心事は実証実験のスタート時期へと移るが、半年後には診療報酬改定の告示、史上初(?)の施行時期後ろ倒しを控える中で、しばらく先になりそうな気がしている。

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