医療業界の矛盾 〜医療機関等における一部負担金のキャッシュレス支払い〜

2023/10/05

公的な社会保障制度下で提供される医療等のサービスと、民間サービスとの相性がすこぶる悪い。

例えば、国全体で推進するDXの1つであるキャッシュレス決済は、公的医療保険制度下ではいつも問題視される。

その要因はキャッシュレス決済に伴うポイント付与なのだが、今となってはその選択肢はクレジットカードにとどまらず、プリペイド、QRコード、後払いなど、様々なサービスが提供されている。

はっきり言って、医療機関サイドがその種類ごとにポイントの還元率を把握して制御することなど不可能なのではないだろうか。

9月29日、厚生労働省保険局医療課から「医療機関等における一部負担金のキャッシュレス支払いについて」というタイトルの事務連絡が発出された。

通知を受けた地方厚生(支)局医療課、都道府県民生主管部(局)、国民健康保険主管課(部)、都道府県後期高齢者医療主管部(局)、後期高齢者医療主管課(部)はいったいどこに目を光らせるというのだろうか。

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