令和6年度調剤報酬改定に向けて考えること その16

 2023/07/09

昨日のブログでも書いたが、下図は全医薬品を分母とした場合の後発医薬品の金額シェア(靑帯)と、通常の数量シェア(オレンジ折れ線)を比較したものだ。

2つの数値に相関性はないような印象だ。

数量シェアが最も高い沖縄県では確かに金額シェアも高いが、隣の鹿児島は数量シェアで沖縄を下回るも金額では上回っている。

新薬と後発医薬品へ切り替え辛い抗がん剤などの長期収載品が何らかの影響しているものと考えているが、2つの数値情報からだけでは到底判断できるものではない。

おそらくは、数量シェアと同様に後発医薬品÷(長期収載品+後発医薬品)が現実的な数値候補だろうが、下図のように数量シェアとは異なる傾向が出てくる可能性もある。

まずは自局の金額シェアを計算し、全国平均である40%と比較した場合の立ち位置の確認が必要だろう。





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