アクティビストは業界再編を加速させるのか
2023/06/28
日本経済新聞を読んでいると、しばしば大手DgSチェーンに対するアクティビストファンドの株主提案に関する記事が目に留まる。
売上高ではウエルシアが1兆を超えたことで、大手DgSチェーンのハードルがそれに設定された。
その後は、コロナ禍のインバウンド需要激減に苦戦したことで、未だそのハードルを超える競合他社は現れていない。
そこに目を付けたのかどうかは分からないが、日本経済新聞の記事によれば、アクティビストファンドはツルハホールディングスに対して競合他社との統合を要求しているとあった。
どのDgSチェーンとの統合してたとしても、1兆円企業が生まれることは間違いない。
1兆円企業が2社になれば、上位集約の法則を意識して3社目を狙う動きが加速するだろう。
アクティビストファンドにどこまでの本気度があるのか。
そして、2024年度改定を前にどこまで業界再編が進むのか。
中医協総会の議論と並行して、経済新聞の記事に目を配る1年になりそうだ。