令和6年度調剤報酬改定に向けて考えること その8

2023/06/05

地域支援体制加算について取り上げるのは今回を最後になる。

下図は、各厚生局から5月に公表された施設基準届出受理名簿を用いて、調剤基本料別に地域支援体制加算の届出件数を集計したものである。

同加算は他の加算と異なる性質を持っていると考えている。

と言うのも、在宅業務の実績件数は薬剤師単独の裁量では増やすことができない上、対象となる患者数は限られているため、届出には近隣薬局同士が競合するためである。

令和6年度に向けては、在宅実績の変更があるだろう。

上位の加算を狙う薬局と競合するエリアにあれば、影響を受けることは必至だ。



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