令和6年度調剤報酬改定に向けて考えること その10
2023/06/08
地域支援体制加算、後発医薬品調剤体制加算と並び、厚生労働省の重要政策に関連する調剤報酬であるのが「連携強化加算」だ。
そして、他の加算点数とは異なり、政府の方針によって比較的柔軟に運用されるというのも、この加算の特徴だろう。
コロナ禍での実例を振り返ればそれは明らかである。
そして、2024年度からは診療報酬改定、介護報酬改定に加えて、第8時医療計画が始動する。
同計画には新興感染症の対策が盛り込まれており、新型コロナウイルス感染症の亜種流行がしばらくは治まらないことを考えれば、お上からの指令は続く。
フレキシブルな対応を求められる可能性を踏まえつつ、届出をするか否かの判断が必要になるだろう。
下図は2022年6月から本年5月までの届出件数の変化を示すグラフだ。
ここまで極端な動きを示す加算が過去にあっただろうか。