調剤報酬改定を取り巻く環境を考える その3
2023/05/16
「調剤業務のあり方」後、対物業務の評価の見直しはいっきに加速した。
「調剤業務のあり方」後、対物業務の評価の見直しはいっきに加速した。
そして、更に拍車を掛ける要素が2021年4月20日に持ち上がった。
「調剤業務の外部委託」と「処方箋40枚規制の撤廃」だ。
対人業務を拡充するには、それ以外の従来業務、つまり対物業務は軽量化しなければならない。
そして、従来業務が減れば自動的に調剤売上は減ることになるため、既存の陣容、設備を維持するには対人業務による売上を増やす必要があり、その障壁となる処方箋枚数規制を撤廃するというのは極めてロジカルな発想だ。
この議論が影響したのかどうかは定かでないが、令和4年度(2022年度)改定では対物業務と対人業務をある程度線引きするよう、調剤報酬体系が見直されたことは記憶に新しい。
規制改革推進会議(2021年4月20日) |