令和4年度調剤報酬改定を振り返る その4

2023/05/11

令和4年度調剤報酬改定では、新興感染症などの有事対応や、医療DXの環境整備に貢献する薬局に対するインセンティブが新設された。

これまでも政策誘導としての改定は幾度となく行われてきたが、政府の重要政策に挙げられている分野に照準が当たった内容となった。

また、多剤併用という問題についても、引き続きインセンティブによる介入は続くと考えている。


連携強化加算の新設(2点)

地域支援体制加算を算定している薬局が、災害や新興感染症の発生時等におけ医薬品供給や衛生管理に係る対応など、地域において必要な役割を果たすことができる体制を確保した場合の評価。


電子的保健医療情報活用加算の新設(3点)

オンライン資格確認システムを通じて患者の薬剤情報又は特定健診情報等を取得し、当該情報を活用して調剤等を実施することに係る評価。


服用薬剤調整支援料の見直しと前提条件

服用薬剤調整支援料2について、減薬等の提案により、処方された内服薬が減少した実績に応じた評価に変更。同点数を前提とする点数として調剤管理加算(3点)が新設された。


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