1兆円企業のビジョン
2023/04/10
この週末、日経産業新聞の記事としてウエルシアHD松本社長のインタビュー記事が流れてきた。
同社は、2022年2月期にDgSとして初めて売上高1兆円を超えた。
マツモトキヨシとココカラファインの統合によってにわかに現実味を帯びたDgSチェーンの「1兆円クラブ」を最初に達成したのは同社だったのだ。
食品強化や調剤店舗の併設加速によるラインロビングを進めてきた成果であるが、記事中で松本氏は、日本型ドラッグストアの成熟期を指摘し、次なる一手、同社の将来をどうするかを真剣に考えている。
2020年2月期決算発表時、同社は3ヶ年の中期経営計画を発表している。この1年が最終年度になり、来年の決算発表では新たな目標が掲げられることだろう。
顧客の健康作りを成長戦略として掲げる同社は、2026年2月までに全店舗でのたばこ販売を取り止めると宣言した。ぜひとも前倒しで達成して欲しい目標だ。
次期中期経営計画の一端と考えられるが、薬局業界のみならず、小売業界も含めてあっと驚くような発表を今後も期待してしまう。