薬価差益論争、再勃発🔥③ ~くすり・未来塾提言~
2023/03/29
そして、薬価差額が大きいということは、当然のことながらそれに準じて値引率は大きくなる。
厚生労働省による検討会に先立ち、医薬業界に衝撃を与えたのが「くすり・未来塾」からの提言だった。
本年2月17日、「〜医療先進国としての明るい未来を目指して〜」と題して公開された提言では、医薬品の迅速かつ安定的な供給に関する全体的課題に対する問題が提起されている。
その一つに「薬価差」に関する問題提起があるのだが、「薬価差はどこで生じているか」というタイトルのスライドで示されたのは、薬価差益の約64%は20店舗以上の薬局チェーン(ボランタリーチェーン含む)に集中しているとの調査結果であった(下図)。
くすり未来塾資料より |
そして、薬価差額が大きいということは、当然のことながらそれに準じて値引率は大きくなる。