診療報酬 毎年改定への第一歩だ
2022/12/22
昨日の中医協総会では、マイナ保険証に係る診療報酬と、後発医薬品の供給不安問題を受けた関連点数への上乗せが議論された。
診療報酬の次回本改定は令和6年4月だが、緊急事態に対応するための臨時改定が必要と考えられた結果だろう。
思い起こせばコロナ禍で臨時的、五月雨式に打たれる診療報酬改定のおかげで感覚が鈍っていたが、2年に1度という診療報酬改定のサイクル自体を見直そうという動きがあったはずだ。
だとすれば、コロナ禍の改定と、この度の改定は単なる緊急措置的な臨時改定ではなく、毎年改定への一歩目?二歩目?と言っても過言ではないだろう。
今回は政策(マイナ保険証)の促進、医薬品供給混乱への手当てのための改定であり、プラス要素が中心であるが、いずれはその逆もあるだろうと考える。