一部外部委託と、40枚規制と、薬局紹介の話

2022/12/21

12月19日、規制改革推進会議のウェブサイト上で、「規制改革・行政改革ホットライン(縦割り110番)」で受け付けた提案及び所管省庁からの回答が更新された。

資料2検討要請に対する所管省庁からの回答のうち、「保険医療」の規制改革に関する質問とその回答を抜粋した(見方は図1を参照)。

調剤業務の一部外部委託(図2)、薬剤師1人当たりの40枚規制(図3)、については、「規制改革実施計画」(令和4年6月7日閣議決定)」で示された通り、何らか検討が進むようだ。

一方で、日本フランチャイズチェーン協会からの質問「医師による薬局紹介の緩和」(図4)については、「療担規則」に反するとのことでバッサリだ。

同協からの提案理由からは少しズレるが、電子処方箋が運用開始されれば、患者はそれに対応した薬局探しに翻弄される可能性がある。

もちろん、苦労することが明らかな患者は始めから紙処方箋を選択すればいいだけの話だが、それでは医療のDXは進みようがない。

日本フランチャイズチェーン協会の回し者ではないが、もっと「普及」を念頭に置いた検討が必要だと考える。

図1

図2

図3

図4





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