同時流行に備えよ!
2022/11/27
明日、薬事・食品衛生審議会(医療機器・体外診断薬部会)が開催される。
議題は、「一般用SARSコロナウイルス抗原・インフルエンザウイルス抗原キットに係る一般用検査薬ガイドライン(案)について」だ。
今冬のコロナ・インフルの同時流行に向けて、診断キットのOTC化が議論される予定だ。特段の反対意見がない限り、12月初旬には解禁されるという既定路線で進む見込みだ。
インフルは医療機関、薬局にとって特需的な位置づけにある季節性感染症だ。比較的単純な検査、診断かつ単純な処方で売りが上がっていく。
このパターンが過去2年間はぱったりと止んでいた。今年は同時流行が見込まれているが、同時検査キットの市販化は、今後の医療提供体制にどのような影響を及ぼすのだろうか。