余命宣告はありなのか?
2022/10/30
本日の日本経済新聞朝刊(総合5)に興味深い記事が載った。
「エムスリー、生活習慣から余命試算 社員の健康状態スコア化」
社員の生活習慣データを独自のアルゴリズムで解析、そしてスコア化するとともに、余命を試算するというものだ。サービスの名称だろうか、自社独自の指標だろうか、「EBHS Life(エビスライフ)」という名称のようだ(一部、日本経済新聞記事より引用)。
エムスリーのホームページを本日付で確認したところ、同記事の内容に関するリリースは見当たらない。
その代わり、同社のホームにある企業理念のようなものを見つけた。
図:エムスリーホームページより(2022年10月30日閲覧)
このメッセージを先ほどの「余命試算」サービスを照らし合わせると、なるほどそうかと理解はできる。しかし、余命宣告が社員の健康意識向上につながるかどうかはまた別だ。
あまりにも悪い評価が出た場合、社員のメンタルに対する影響はどうなるのだろうか。このようにネガティブな面をまっさきに思い浮かべてしまう反面、不摂生する人間に対して意識改革を迫るためには、これぐらいの強引さは必要だろうという考えもある。
論争を呼ぶサービスになりそうだ。今後の行方を注視していきたい。