電子版お薬手帳のモデル事業
2022/10/25
電子お薬手帳にOTC等の情報も取り込んで、利用者・薬局・医療機関等のメリットや活用方法を実証する電子版お薬手帳のモデル事業が始まったようだ。
実施要項は下記の通りで、今年中に報告書が公表される予定とのこと。
患者のOTC利用情報の把握は、セルフメディケーションを拡大する上で必要度が増すと考えられる。特に、多剤投与、相互作用の問題は医療用医薬品だけでなく、OTCを含めた情報管理は有効になるだろう。
しかし、処方される医薬品と異なり、OTCの場合は「購入者=使用者」、「購入=使用」であると限定できないことから、どのように情報を入力、把握するのかが気になるところだ。
1.実施期間
令和4年10月~12月(目処)
2.内容
○ 全国約40店舗の薬局、約600人の利用者の方に、一般用医薬品等の服用状況の記録や薬剤師による服薬指導等を受けていただき、一般用医薬品等の情報入力の機能に関する有用性や活用方法等について実証する。
○ 上記の結果に基づき、電子版お薬手帳を用いた一般用医薬品等の情報活用の推進に向けた課題の抽出、活用方針等を検討する。
○ 検討結果は令和4年度末に報告書としてとりまとめ、公表する予定。
3.実施協力薬局グループ・実施協力アプリ事業者(五十音順)
薬局グループ:
あたご調剤薬局、上田薬剤師会、ウエルシア薬局株式会社、株式会社エアリーファーマシー、ゴダイ株式会社、滋賀県薬剤師会 会営薬局、株式会社スギ薬局、みのり薬局
電子版お薬手帳アプリ事業者:
株式会社くすりの窓口、harmo株式会社、株式会社ファルモ、メドピア株式会社