規制改革推進会議のリスタート

 2022/10/21

規制改革推進会議が10月13日にリスタートした

夏野議長の予期せぬ辞任を受けて、新たな議長と議長代理が互選された。

リスタートを機として、「規制改革の重要課題について」が提示され、来年6月の取りまとめに向けて、「緊急に対応すべき課題」、「当面の重要課題」が整理された。

「緊急に対応すべき課題」には、「医療・健康アプリの社会実装の促進」という課題が挙げられている。検討の意義、方向性は、「地⽅部を含む医療⽔準の引上げや医師の働き⽅改⾰の推進等を図るため、医療・健康アプリ(SaMD:プログラム医療機器)の社会実装を推進。具体的には、海外に⼤きく後れを取っていることを踏まえ、診療報酬を含め各種規制の⾒直し等を推進」するとなっている。

「当面の重要課題」には、医療・介護・感染症関連のテーマが盛りだくさんだ。

「感染症対策」として、オンライン診療の更なる活用促進、検査キットのOTC化を整備するとのこと。

「医療DXの推進」として、電子処方箋の運用が円滑に進むような仕組みが検討される。

「地方における高齢者等への持続的な医療・介護」として、関連施設における人員配置基準の見直し、タスクシフト/タスクシェアリング推進、調剤業務の一部外部委託が検討される。

それに加えて、共通課題として挙げられている、「資格取得に係る学歴・経験要件の見直し」や「ローカルルールの見直し」については分野横断的に対策が検討されるとのこと。医療・介護分野にも関連するテーマであると考えられる。

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