異業種参入の違和感と正論による対抗
2022/09/18
今から少し前、数社のITベンダーや流通業者が医療業界に参入し始めた頃のこと。
「異業種の参入に違和感を覚える」
関係者との商談の中で出てきた何気ない一言自体に違和感を覚えてから数年が経過した。
今では、異業種からの参入は日常茶飯事で、医療DXなどはそれらのプレイヤーが中心的役割を果たしている。
トヨタの従業員の中には、テスラやアップルの参入に違和感を覚える人はいたのだろうか。
Amazon薬局の参入に対して、正論を振りかざすだけでは対抗にならない。
クリーンディーゼル、ハイブリッド、PHEV、EVと、国を代表する自動車メーカーが強みとする技術を保護するための政策を打ち出したりしているが、医療でもそんなことが可能なのだろうか。
全国に張り巡らされた医療機関、薬局の施設を活かした対面診療、対面服薬指導がそれでないことは確かだろう。