日本保険薬局協会「調剤報酬等に係る届出の調査報告書」を読んで②

2022/08/19

日本保険薬局協会の「調剤報酬等に係る届出の調査報告書」を見て、やっぱりそうかと思ったポイントがもう一つある。

それは「無菌製剤処理加算」の届出状況だ。

日本保険薬局協会の調査によれば、無菌製剤処理加算の届出率は6~19店舗のグループで最も高く、次いで20~99店舗グループ、300店舗以上と続いている。つまり、無菌製剤処理の取り組みは小規模グループが大規模グループを上回っているということになる。

下図の通り、調剤基本料区分によってグループ分けした私の分析でも同様の傾向が見られた。

小規模薬局グループは、地域密着で店舗展開していることが多く、その分地域の在宅ニーズに対応する機会が多く、必然的に無菌製剤処理の体制を整えることになる、というのが私の考察だが実際のところはどうなのだろう。



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