早くも広域展開、心房細動受診勧奨モデル
2022/06/09
6月3日、「健康サポート薬局の機能発揮!」というタイトルのブログを書いた。
オムロンヘルスケアが提供する心電計付き上腕式血圧計を用いた「心房細動」の受診勧奨モデルについて取り上げたものだ。
同社のプレスリリースによれば、当取り組みは秋田県内の健康サポート薬局30軒で展開されるとのこと。
しかし、一体どの薬局に行けばこのサービスを受けられるのかが分からない。私の探し方が悪いのかもしれないが、どこを調べてもその情報が見当たらない。
もし仮に、秋田県に店舗を持つ大手チェーンが参加していたとすれば、同取り組みの全国展開が考えられるため、個人的にはどこの薬局が対象店舗になっているのか非常に気になっているのだ。
それからほんの数日後のこと。
なんと、アイングループが「脳卒中予防を目的とした「心房細動の早期発見」の取り組みについて」というニュースリリースを6月6日に発出したのだ。
同リリースを読むと、「スマートヘルスケア協会とオムロンが連携して進める、心電図による「受診勧奨モデル」を活用します」とある。まさに、秋田県薬剤師会の取り組みと同一の内容だ。
そのリリース内には、「受診勧奨モデル」の実施予定である15薬局のリストが公表されている。患者にとっても有益な情報になるだろう。
それにしても、地域限定の取り組みから広域展開へのスピードが早い。機動力の違いを見せつけられたような気がする。