薬局認定制度と調剤報酬と
2022/05/09
昨年8月に施行となった薬局認定制度の前後で、関連する調剤報酬点数の届出件数がどのように推移したかをレトロスペクティブに調べてみた。
取り上げる点数は、地域支援体制加算、かかりつけ薬剤師指導料等、在宅患者訪問薬剤管理指導、特定薬剤管理指導料、無菌製剤処理加算の5項目だ。
元々の届出件数が限定的だったという背景はあるが、施行直前の7月から急激に伸びたのは無菌製剤処理加算だ。地域連携薬局、専門医療機関連携薬局の両者に必須となる体制だけに、認定薬局への申請に向けて届出が進んだのだろう。
かかりつけ薬剤師指導料等と在宅患者訪問薬剤管理指導については、多くの薬局に届出が広がっているため、増加率としては小幅に留まった。
地域支援体制加算、特定薬剤管理指導料2については、かかりつけ機能、高度薬学管理機能につながる点数であり、認定薬局の申請の相関したのだろう。