消耗戦に突入か、処方薬配送ビジネス
2022/05/30
処方薬配送が早くも消耗戦に突入か。
先週5月26日の日経新聞に、「ファミマ、処方薬受け渡し」というタイトルの記事が掲載された。
受渡しボックスの代わりに店舗を利用するのか、というのが私のファーストインプレッション。
そして、よくよく記事を読んでみると、なんと手数料、送料は「無料」となっているではないか。つまり、患者は、店舗での対面受け取りと変わらぬ費用で、自宅近くのファミマ(東京都内)へ自身の処方薬を転送できるということになる。
処方箋内容の事前送信だけで十分と考えている私自身は、このサービスになんの魅力も感じない。はたして、どのような患者層がこういったサービスを利用するのだろうか。
それはさておき、気になるのは手数料、送料が「無料」という点。オンライン服薬指導のシステム維持、配送に掛かる人件費や包材費をすべて調剤技術料で賄っているということなのか。
送料無料と聞くと、キャンペーンによって営業利益が悪化していた出前館が思い浮かぶ。
薄利多売で成立するビジネスもでるか、それとも何か画期的なコスト低減スキームを考えついたのか。今後の展開が気になるビジネスモデルである。
当サービスの詳しい説明は、こちら(処方箋薬宅配サービス・とどくすり)でご確認ください。