ネクスト「患者のための薬局ビジョン」 その⑥
2022/04/21
ここで再度、「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」から視点を変えてみる。
視点を移す先は、調剤事業を運営する法人の「経営計画」である。
医療法人や社会福祉法人等とは異なり、保険調剤サービスを営む事業主体は株式会社などが一般的である。それ故、当然のことながら、事業規模が大きい法人の中には株式市場に上場しているとこもあり、IR情報としての中長期的ビジョン、つまり「経営計画」を示すことになる。
考えようによっては、そのような企業の「経営計画」は、法人ごとの「薬局・薬剤師ビジョン」であり、それらの最大公約数的な要素がネクスト「患者のための薬局ビジョン」になり得るのではないだろうか。
次回からは企業ごとの「経営計画」に着目することで、最大公約数がどのようなものになるかを考えていく。
つづく・・・